キャプテン
弱小野球チームが巻き起こす、奇跡の逆転ホームラン!
原作:ちばあきお 監督/脚本:室賀 厚
8月夏休み全国ロードショー
メッセージ
あきお先生に野球漫画の幅を広げていただいたおかげで、
ぼくにも打席が・・・感謝です。
「キャプテン」は多くの日本人にとって「名作」の ひと言では片付けられない、大切な大切な作品です。
今回の映画化によって、若い世代にもこの作品が語 り継がれていくことになによりも喜びを感じます。
この物語の主人公、谷口の魂は特別なものではない。誰の中にでも存在する誰もが持っている魂だ。谷口は普遍的なそれを磨き上げるチャンスを得、前向きにぶつかった。ただそれだけだ。ただそれだけがいかに困難で尊いかをこの物語は知らないうちに確実に教えてくれる。最初は誰もが「偽物」なのかも知れないが、人はそれぞれの決意を胸に秘めた時「本物」に向かって走り始めるのだ!人生はそれの繰り返しだ!谷口、またお前の爽やかな挑戦を見せてくれ!!
あきおが短い人生で命を削って描いたマンガ。兄のボクが言うのも変だけど
やさしい温かい心になれる不思議な絵です。
俺の漫画もこういう映画にして欲しかったんだ、バカヤロ~~ッ!撮りなおせ~~~!!!
作品そのままがあきおちゃんでした。私には絶対書けない
ひたむきな野球少年の世界は一番好きな愛読書でした。
キャプテン、やっぱり最高でした!!
ぜひ野球に興味がない方にも見てもらって、胸を熱くしてほしいです!!
野球が好きで好きでたまらなかった少年時代に還りました。
嬉しく、切ない気分です。是非続編を!
何事にもあきらめないで、立ち向かう勇気、やる気、根気の大事さを改めて思い知らされました。キャプテン!
最初は「かわいいなぁ」「懐かしいなぁ」ってニコニコ見ていましたが、気が付くと「がんばれがんばれ」って全身に力が入ってしまうくらい、必死に応援してました。見終わる頃、心に太陽の光がピカっと差し込むかんじです。
野球って、やっぱり面白いだろ。出会った人みんなに、そう話しかけたくなった。
「キャプテン」実写化に寄せて
監督 室賀厚
私にとって「キャプテン」は余りにも思い出が深過ぎる。何せガキの頃初めてハマった漫画であり、なけなしの小遣いで唯一コミックスを全巻揃えたのが「キャプテン」だ(「ドラえもん」も集めていたが巻数が多すぎて挫折した)。その実写版映画の監督をする事になろうとは、ぶっちゃけ夢にも思わなかった。胸が高鳴ったと同時に、恐怖も覚えた。実写化というのはアニメ化とは違い、ある意味ファンにとっては冒涜的な行為とも言える。漫画と実写は当然“違うモノ”だからだ。私もそのファンの一人だ。でも、映画監督という暖簾をさげている以上、逃げるわけには行かなかった。この冒涜的行為にも正面から挑もうと腹をくくった。見た目が違ってもハートだけは同じ物を作る、この決心が今回の映画の第一歩だったんだ。
「キャプテン」が描くのは中学野球だ。これがなかなか手強い。「めざせ甲子園」を掲げる高校野球でもなければ、「がんばれベアーズ」のような少年野球とも違う。この微妙なところが「キャプテン」の世界だ。そのくせ驚いてしまうのは、原作の試合描写は高校野球を軽く超越しプロ野球の域に達するほどの綿密さなのだ。しかも実際の中学野球の試合は七回までしかないが、「キャプテン」の試合はきっちり九回まである。もしかしたら原作者のちば先生は現実の中学野球というよりも、中学生という少年たちによる“本物の”野球を描こうとしていたのではないだろうか? 確か原作には選手たちの乱闘場面もあったと記憶する。この制限を取っ払った“マジな野球”こそが、「キャプテン」の醍醐味なのだ。脚本を作る上で、その辺も十分に受け継がなければならないと肝に銘じたんだ。
登場する少年たちはすべてオーディションによりキャスティングした。プロ、アマ問わず、広く公募した。だがそのオーディションは難航を極めた。最大の原因は私だった。どうしても原作の一ファンである自分から脱却出来ないのだ。面接会場に原作本を持ち込んでみても、谷口タカオと同じ顔の少年が現れるわけがない。丸井にしてもイガラシしても同じだ。だが私だけじゃない、オーディションに参加したスタッフのほとんどが同じ症状に見舞われていた。その男が現れるまでは…。
布施紀行。正直、出演者の中で最も演技がヘタクソだ。だがヤツを見た時、そこに居た誰もが「谷口だ」と思った。丸坊主だという以外は漫画のそれと特に似ているわけじゃない。だが、恥じらいながらも必死に演技しようとする姿や、ユニフォームを着て野球に取り組むそのひた向きさは、まさに谷口タカオそのものだった。私の頭の中で漫画が実写となって動き出した瞬間だった。この布施との出会いが私にとって本当の意味での“実写版「キャプテン」”の幕開けとなったのだ。さあ主役が決まればこっちのもンだ、あとは楽勝…とは残念ながら行かなかった。丸井、イガラシ、そして佐野と、思い入れのあるキャラが山ほど居るのだ。これだけは言える。今回のオーディションはハンパじゃなく苦しかった
撮影は全て栃木県の宇都宮で行なわれた。私は今回ほど市民の方々の暖かい協力のもとで撮影を行なったことがない。確かにこれまでは人相の悪い俳優陣を引き連れ、人殺しの映画ばかり撮っていたので当然と言や当然だが、それを差し引いても余りある程の素晴らしい時間を過ごさせてもらった。この場をお借りして、宇都宮の皆様には感謝したい。
撮影が始まり、初めて墨谷二中ナインが揃いのユニフォームを着て勢揃いした時、私は「なんと弱そうなチームなんだ」と思わず笑ってしまったんだ。だが同時に、スタートに相応しい小さな光を感じ取っていた。お世辞にもカッコいいとは言えないこのチームがクライマックスで名門青葉学院と対決する。弱者が努力と心意気で強敵に挑むという図式、これぞ映画じゃないか。私の大好きなアメリカ映画の形にぴったりだ。
試合シーンの撮影は、慣れ親しんだ拳銃によるアクションシーンと同じアプローチをした。コンテを描き、細かくショットを割リ込んだ。もっといい方法があったのかもしれないが、私にはそれしか考えつかなかったんだ。しかも、試合のシーンは観客のエキストラが中心の撮影となる。皆ボランティアで集まってくれた方々なので優先されて当然だ。最も多くのエキストラが集まる日に、それに合わせたショットを撮らなければならない。従って撮影は一回の表から順番に撮って行ったわけじゃない。少年達にはとてもストレスのたまる撮影だったに違いない、かと思いきや、ヤツらはそんな事はまったく気にしていなかった。ストレスどころか、観客の前でプレーするのを楽しんでいるようだ。ッたく、大したもんだ。
こうやって出来上がった実写版の「キャプテン」、私たちの思いは一つ、一人でも多くの方に観て頂きたいという事。ガキだと思って侮っちゃいけない。コイツらかなりヤバイっすから。
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